スクール・オブ・ロック

ジャック・ブラックのファミリー向け俺様ムービー。面白いよね、彼のオーバーアクト。分かりやすいし、日本の子供にも受けるよ。彼のダイブや終了時に拍手が起こっていたし。パーティムービーとしては良いよね。20時間寝ていない頭空っぽな状態で観てもいけるし。カタルシスも感じた。
でもこれは映画だよ。「学校でロックを教えるべきか」と馬鹿な質問をした記者に「ノー」と答えたジャック・ブラックは正しい。劇場から出たら引きずってはいけない。「これを観てロックを始めました」というやつが出てきたら笑ってあげましょう。
ぴあには、「彼ら(子どもたち)からも多く教わる主人公の、ダメ男からの成長が印象深い。」と書いてあるが、これは大嘘。主人公は誰からも教わってないし、成長もしていない。俺節を貫き、周りに影響が出るまでやらないとダメでしょう、と言いたかったんですよね、ホワイトさん。
追記
キーボード担当のアジア系の子は、柳下毅一郎氏に似ていると思います。顔の輪郭と、いざという時の思い切った仮装が…