「マリー・アントワネット」鑑賞

オープニングタイトルのギターなんかは、前世紀末のかっちょイイ感じで少し好感も持てたんですが……
お話は歴史をなぞる程度でしかも最後は死刑にならないし。そりゃあ、煌びやかで快楽的な貴族の生活のみを描こうとして、汚いもの・厭なものは描いていないと言われても仕方ないですよね。
でもこの映画を観るのなら、「マックス」ことジェイソン・シュワルツマン演ずるルイ16世を中心に観ると何てことでしょう、立派な喪男映画じゃありませんか。錠前造りが趣味で奥さんに手を出さない。ピロートークで「この錠前すげーよ」なんて涙なしでは観れません。