下見

6畳改造計画の下見に行く。色色見て回り、あれにしようこれにしようと考えていると、下見の後に観た「バットサンタ」が上の空気味だった。
「バットサンタ」は悪くない映画だと思う。やさぐれた男の悲哀が前面に出ているし、BBソーントンは相変わらず上手い。でも、クリスマスが宗教的行事に感じない日本人に、同じような境遇の主人公が出てきても、奇異な感じもしない。また日本でのクリスマス・イルミネーションも商業的なものでしかないし、プレゼントが貰えれればそれでOK、サンタに思い入れもない。日本のクリスマスなんて、1ヶ月をかけた前儀に過ぎない。この映画で、キリスト教徒の感じるギャップや皮肉にもピンとこない。だから、十分理解できたと思わないし、楽しめなかった。
日本でクリスマス映画が当たらないのは「クリスマス=セックス」を刷り込まされた結果だと思う。変に宗教のことを持ち込まれると、萎えちゃうもん。それだったら、姑息に涙を誘う映画を見に行って、「主人公達、可哀相だったね。僕たちはあんな風にはならないよ」なんて言ってちゅーしてるほうがいいもん。

家に帰って、風呂も水を溢れさせたり、おかずが冷たくなったりして過ごした後、DVD「ニュー・ガイ」を観る。これは良い。何が良いって、エリザ・デゥシュクの水着ショウが観れたからそれで十分。キーボードを弾いていたアジア系の男の子が松任谷正隆に似ていて、「スクールオブロック」のキーボードのこのモデルになっている様なのはここだけの秘密だ。アジア系がキーボードを担当するのは、坂本教授の影響か?